SSブログ

航海用レーダーの修理 [ボート]

今年に入ってからレーダーの調子が悪く困っていた。
前オーナーが取り付けたものを船ごと譲り受けたまま
使っていたのだが画面にerrorを表示し使えなくなっていた。

症状はこうだ。
errorメッセージは「HD SYNC ERROR」

自船の正面から右回りに描画してゆくのだが、
周回毎にスタート位置が正面からずれてしまい反射波の方向が
実際の対象物の方向とは違って画面に表示される。

よって、距離は分かるのだが方向がわからない。
使い物にならなかった。

また、最近はレーダーのカバーの中からゴロゴロと大きな音がしていた。
モーター駆動による回転運動のの負荷が大きくなり
周期内に一周できないためスタート位置ずれを起こしていると推測。

カバーを開けてギヤに潤滑油を点せば良くならないかと期待していた。

ネジを外し、カバーを開けてみると...何か粉を吹いてるようだ。
IMG_0341 (640x480).jpg

触ると柔らかい樹脂であった。回転部が何かと接触して削り取ったとみられ
カバーの裏を見ると、内張りのクッション材が剥離して浮いていた。
IMG_0342 (640x480).jpg

両面テープか接着剤がいるなと思ったがそのまま押さえると貼り付いた。
試しに剥がそうとしたがしっかり貼り付いているようなので掃除してこのまま組み立てることに。
高電圧注意との警告表示があるため注油はやめた。

カバーを取付け試運転するとerrorメッセージは表示されなくなった。
周回ごとの描画も正常だ。
案外簡単に修理ができてしまったことにホッとした。

これでレーダーが使える。早朝まだ暗い時間帯や視界不良の際に心強い。
ひとつ課題が片付いた。
IMG_0344 (640x480).jpg

IT機器修理の仕事を始めた頃に先輩に教え込まれたことを思い出した。
「大抵の故障は掃除で直るようなことが原因になっている」
今回もまさにそうだった。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。